2009年 07月 27日
手仕事の美・くらしの道具展 8月20日(木)ー25日(火) |
使われるために作られた美しいモノ。工人の思いと鍛えられた手わざから生まれたくらしの道具、手仕事の逸品が賑やかに集う展示会です。
中野幹子さんの硝子は、都会的なセンスと絵心から生まれたモダーンなうつわです。かねてから注目し、アプローチはしていたのですが、出産などもあって作品を頂くのが延び延びになっていましたが、今回ようやく出展の運びとなりました。
長谷川まみさんの銀の匙は、素朴で味わい深い、ただひたすら打つことから生まれる槌目のスプーンです。
新宮州三さんは木を刳り、繊細な感性で形を創り、さらに漆を塗り重ね、艶を消した独特の漆黒の作品で注目される木工家です。盆、木箱、器など約10点を出品します。
大蔵達彦さん木地作り、塗り共にこなす漆芸家。野趣に富んだ根来の器が持ち味で、ざっくりとした風合い、古色帯びた塗りの具合がなんとも魅力的です。
成田理俊さんは群馬の鉄工芸家、家具、インテリアの小物から器まで幅広く作ります。鉄の持つ素材的な魅力を生かした仕事に注目です。
内田京子さんは白生地の焼締がほんのりとした温かみをかもします。ナチュラルなくらしにフィットする器でしょうか。人気作家・内田剛一氏の奥さん、子育て中でもあり、久しぶりに作品が届きます。
若杉聖子さんは、美しく可憐な白い器が素敵です。展示会のDMをしばしば頂いていたのですが、住所が不明。色々探した挙句,やっと見つけた次第です。
このほか、白木屋傳兵衛の江戸箒や、高光俊信氏(オープンスタジオ)の箒、ちりとり。会津雄国の竹籠など手塩にかけて生まれたくらしの道具の面々が集います。ご期待ください。
by SEIGENDO
| 2009-07-27 18:23
| 器つれづれ